なんでもいれる箱

掃除ができないやつの家に一つはある。それです。

脳死文

新年度が開始していた。

 

 

自分の現状はよくわからないのでアイドルマスターシャイニーカラーズのことを書く。

 

にちかのSSR、トゥルーエンドまで頑張って進んだけどすごくよかった。

一貫してにちかがプロデューサーに対してかなりきつい態度をとっていて、コミュの読み始めは見ててキツかった。こういうの苦手だ〜...とやや逃げ腰になってしまった。

でもコミュ名の「あたりますね」が文字通りの八つ当たりだとしたら、思い通りにいかない自分への苛立ち(まだ基礎がついていないと遠回しに言われたとか、バイトでのミスとか)を上手く消化できない15歳の姿なのだろう。

にちかはアイドルへの思いは人一倍強くて、それでいておそらく自分の至らないところや実力も同じように人一倍痛感するタイプなのかもしれない。

このコミュの時期は事務所所属したて、ウィングを目指す途中くらいだろうか。

共通コミュでの彼女は「何もしなかったら自分はただの一般人(ニュアンス)」と自嘲する。この自己肯定感の低さ、アイドルを志しつつもどうも自分自身がそれを信じきれていない。アイドル(のトップ)という存在をにちかはどうにも遠いものと認識しているきらいがあるように見える。

これ、似たものを感じたことがあるんだよな。

大学受験の時、第1志望を国立としながらそこへ合格するビジョンが全然浮かばなかった。「国立志望」という自分だけがいるだけ。でもいろんな期待はあるし、行きたい大学ではあるしという思いがない混ぜになっていた。

人間は必ずしも一貫した感情や信念だけで動けるほど強いことはあまりない。

そして、上記の私が感じ続けていたそれとにちかのものが同じとも思っていない。ただ同じような枠の話というだけ。

にちかは「アイドル」になりたい、でも彼女が思うよりその道は辛くて苦しくて、笑うことすら出来なくなるようなものだった。もうウィングあたりではわかんなくなっていた。これ、「楽しい放課後の部活動」くらいの気持ちからアイドル真剣にやる!と心境が変化する子達と真逆なんだよな。

よく友達と話題になる話で、希望した職業が必ずしも天職とは限らない、むしろその逆ということの方が大いにありえる、というのがある。

その中でどうして生きていくのが良いんだろうねという終わりのない議題だ。

 

齢15の子にその事実をぶつけるの、現代社会で許してもらえてんの???

 

明るい部屋を加味するとにちかは父親の記憶がないくらいの時期に死別しているのだろうか。そんで母親も病院にいるということは親との交流がそんなにないのかもしれない。

ここで彼女がバイトするショップ店員の「無償のものはあげられない」という言葉が効いてくる。

そうなのだ。どれほど様々なコミュニティに属していてもいわゆる「無償の愛」を向けてくれるような存在はいないのだ。そんな責任の伴うことをしてくれる人はいない。人間はいつでも他者へ無責任だ。

しかしプロデューサーはにちかにとって今までと違ったのだろう。限りなく「無償の愛」に近い向き合い方をする。

この男は心の底からにちかに幸せになってほしいと思えるような人間で、その言葉に責任を持つ人なんだよなあ。

だからにちかは彼との距離感を掴みかねているんだろう。

ほとんど自傷のようなやり方でプロデューサーを試し、彼がどこまでの人間なのかをおっかなびっくりと確かめている。

あの気の強さの裏には臆病な少女が潜んでいる。

多分はづきさんも根っこは似たような感じなんだろうな。でもきっと、彼女は早く大人にならなければならなかった立場だったのだろう。明るい部屋にその片鱗を見た気がする。

 

そんで、思ったのは美琴にもにちかのような時代があってもおかしくなかっただろうなということ。

美琴は他の全てを捨ててアイドルを目指し続けた人だ。14で上京して、そこからずっとだ。

彼女だって最初は思うようにいかない自分へ苛立ち、苦しくて、それを誰かへぶつけることがあったのではないだろうか。それが何度も何度も繰り返される中で、心がすり減らないわけがない。段々そんな力もなくなっていろんなものを飲み込むことに慣れたんじゃないか。

ルカと共にデビューした。でもそれはきっと美琴が目指した結果ではなくて。

そうやって24歳、283プロに移籍した緋田美琴ができあがった。

美琴はもっと早くプロデューサーと出会いたかったと言いかける。きっとそれは心の声が漏れ出たものなのだろう。

きっと長い間美琴には彼のような存在は現れなかったのだ。ずっと1人で戦っていた。

にちかはもしかすると、「プロデューサーがいた場合の上京当時の美琴」なのかも。

 

 

さて、シーズは「バディ」と高山pは仰っていた。

しかし現状ではにちかの美琴へむけるまなざしは憧れが強いように思える。それは決して対等な関係とは言えない。

この関係がどう変化して、相棒になっていくのだろうか。

トリガーはプロデューサーじゃなくて美琴なんじゃないかと思っている。上京してから今までのことを話すとかして、自分もあなたも「同じ」と伝えられるのは他でもない美琴だけだ。

そしてその関係の中にどうルカが作用してくるのか。

うーん楽しみだ。(あっさ〜〜〜い)

 

 

 

 

寝よう!!!